何故か上手く育たない。苦手な「オトンナ・クラビフォリア」実生の話。

今回は オトンナ・クラビフォリアについてです。ぷくぷくした葉っぱがとてもかわいい品種です。何故か、オトンナと相性が悪いんです。実生も沢山してきましたが、教わった通りに栽培しても全く上手くいかないです。

なんでだろう?という事で 改めて調べてみました。

目次

オトンナって何?

キク科オトンナ属のことです。

キク科とは?・コトバンクによると、双子葉植物合弁花類。大部分は多年草であるが、1年草から30mを越す高木まである。分布は南極大陸を除く全世界に及び、あらゆる環境に生息している。とのことです。

たんぽぽ、ひまわり、カモミールなどもキク科です。

キク科の花の特徴として 頭状花序・トウジョウカジョがあります。1つの花に見えますが、よく見ると筒状花・ツツジョウカという小さな花がいくつも密集している形状になっています。ひまわりの花が種をつけた状態を思い浮かべるとわかりやすいと思います。種一つ一つが元はお花だったということです。

それぞれの筒状花には オシベとメシベがついており、オシベが先に成熟し その後メシベが成熟します。オシベ、メシベの成熟期に時間差があるため 自家受粉しないようになっている様です。キク科の植物が種子をつけるには 同じタイミングでオシベ、メシベが成熟した2株が必要ということですね。

オトンナ属も同じ 頭状花序のお花が咲きます。

オトンナ属とは?・低木〜常緑多年草で南アフリカのケープタウン州を中心に140種ほど見つかっている様です。多肉植物の「ルビーネックレス」もオトンナ属なんですよ。塊根になったオトンナも沢山あります。ほとんどが 冬型育成で 冬季降雨地帯に生息しています。オトンナの中には 日本での栽培が難しい品種もあるようです。

では、オトンナ・クラビフォリアってどんな植物?

プリプリした丸みのある葉を持った 人気の小型根茎植物です。

原産地・ナミビア カラス州のオレンジ川より北部に広がる砂漠地帯から、ナミビア南西部と南アフリカ北西部にまたがる 大ナマクアランド一帯。

シリカサンド[硅砂]が多く含まれた砂質の平原、岩場などに自生している。

管理・年間を通して日当たりと 風を好む。真夏は休眠する。秋になり 温度が下がると生育を始める。葉の形を維持するには、風通しと日光、水のバランスが重要とされる。

クラビフォリアの実生をしてみてどうですか?

結果から言うと、見事に失敗しています。発芽も、1回目は惨敗。その後、発芽はクリアしても成長が思うようにいきません。

1回目の実生チャレンジでは、種を譲って頂いた方の教え通りに播種しましたが 発芽すらしませんでした。

そこから何が悪かったのかと ネット検索を始め、低温で発芽までを冷蔵庫内管理する方法を見つけました。

最初のやり方だと 改善しようにも気温・日光などの条件が日々違い、改善点が絞りづらっかったのですが、冷蔵庫内だと一定の条件で管理できるので 発芽しない理由がある程度絞れると思ったのです。

冷蔵庫内での発芽[発根確認]は成功しましたが、今度は その後の育成が上手くいきません。

発芽[発根確認]後、どんな風にしてるの?

・冷蔵庫内で発根を確認できたら、熱湯殺菌した用土に移動。

・腰水管理で窓越しではありますが、日光のよく当たる場所で管理。

・ある程度、葉が成長したら腰水をやめて 通常管理。

と言う順番です。

どこが上手くいかないの?・通常管理にすると、成長が止まってしまい、葉色が悪くなり、最悪 葉が落ち枯れてしまいます。乾燥に強いとの事ですが、私の場合 オトンナ全般、実生苗を乾燥気味管理に切り替えると 調子を崩してしまいます。

実生苗全滅なの?・初期のクラビフォリアは 残念ながら全滅に近いです。SNSで紹介されているような一般的な管理をしていました。

2021・9月播種のクラビフォリア。乾燥管理で全く成長が見られない

それからどうしたの?・これは良くないなぁ。でもどうしたらいいか?と、ヤケクソで 乾燥管理から真逆の腰水管理に切り替えました。冒頭で「ルビーネックレス」もオトンナ属と紹介しましたが、以前ルビーネックレスを育てていた際、通常の水管理では足りず、毎日水やりしていた事を思い出したからです。

腰水管理にしたところ、びっくりするほど成長しています。徒長気味かもしれませんが、全滅よりマシです。

2022・1月播種。最初から腰水を続けている。
オトンナ・パルビフロラ。腰水管理にした所驚くほど成長
鉢からはみ出るほど根も伸びました。

まとめ

今回は「オトンナ・クラビフォリア」についておさらいの気持ちで調べてみました。自生地は、思いのほか乾燥している様子で 新しい発見でした。また、育て方について「直射日光」と言うワードが沢山出てきました。光量が 私が思っているより必要なのかもしれません。

実生苗については 最後の悪あがきで腰水管理にしたことが 良い結果となり これもまたびっくりでした。栽培している部屋は、洗濯物が1日で乾く環境で 半日扇風機が回っています。腰水と、湿度の低さが良いバランスなのではないかと感じています。

オトンナの実生は 検証の意味でもう一度チャレンジしてみたいです。

大きめの株については、この通りの栽培ではありませんが、やはり育て方のポイントがイマイチ掴めていません。これからも 引き続きオトンナについては栽培方法を調べ 色々試しながら育てていきます。

オトンナ・クラビフォリアを育ててみたくなった方は、実生でなくても成長した株もおすすめですよ。正直、ある程度 大きく育った株の方が 実生から育てるよりは 管理が楽かもしれません。

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この記事を書いた人

東北に住む 植物の種まきに取り憑かれた人。特に好きなのは亀甲竜。冬はマイナス10度は当たり前な環境で 地球の裏側、南アフリカ原産の塊根植物を育てて居ます。ビカクシダは 栽培歴6年ほど。緩い胞子培養しています。

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