なかなか見られない!? ディオスコレアの種比べ

こんにちは。chizuruです。今回は ディオスコレアの『種子を見比べる』だけのとても地味な内容です。

そもそも ディオスコレアの種子は アフリカ、メキシコ亀甲竜、シルバチ力、ヘミクリプタは見かけても 他は滅多に出回っていません。「見比べたい」といいう人は、私くらいなのではないでしょうか。

ディオスコレアの種子は、ほぼ100%輸入種子です。常に 販売されていはいないので入手出来たら その都度 更新します。

目次

自家採取!アフリカ亀甲竜の種子

まずは、2022.4/9採取した 記念すべき 伊藤さんの種子から。

3翼型?と、どなたかが表現していましたが 三つに分かれた形の種子が2つ取れました。

楕円型の先端が割れています。

そこに ピンセットを差し込むと、力を加えずとも殻が外れました。

中からは 片側に羽がついたような形の種子を取り出すことができました。

種子を割ったところ
2鞘割りました。

フリマサイトで購入していた アフリカ亀甲竜の輸入種子と比べてみます。

写真上が伊藤さん種子、下が輸入種子

写真の上が「伊藤さん種子」 いわゆる「羽」と言われる 薄茶部分がとても小さいです。下が「輸入種子」、羽部分も 含め種子全体が大きいですね。種子の厚み?と言いますか、発芽する部分は 「伊藤さん種子」の方が膨らみがあります。

この後、発芽準備しました。

私なりの発芽準備です。

発芽方法、発芽の様子はまた別の回で紹介します。

アフリカ亀甲竜

続いては「アフリカ亀甲竜」。フリマサイトで購入した輸入種子です。

20粒購入しました。発芽率は輸入直後の方が良い気がします。

ブーメランのような形をしていますね。種子については 詳しくないので、これを機に勉強したいと思いますが、ブーメラン型の片方に 発芽する部分があります。

身近に似ている種子はないかと 調べたところ、松の種子にとてもよく似ています。松の種子は 風散布型といい風で運ばれるタイプの種子だそうです。

アフリカ亀甲竜の種子についての記述は 残念ながら見つけることができませんでした。が、形が似ていることから 松の種子と同じ風散布型なのかもしれないですね。

ディオスコレア・ヘミクリプタ

ヘミクリプタは まだ実生が成功したことがなく、成長株の姿を知りません。ネット検索では ヘミクリプタは 「夏型」「芋部分は土の中に埋まっていたい」「見応えがない」などの情報がありました。

この「種比べ」を機に2回目の実生に挑戦です。

こちらにも 薄茶色の羽のような部分があります。アフリカ亀甲竜は 「ブーメラン」のような形でしたが、ヘミクリプタは 「楕円」型ですね。種子が出てくる部分も真ん中にあります。

左がヘミクリプタ、右がアフリカ亀甲竜

左がヘミクリプタ、右がアフリカ亀甲竜です。こうやって並べると違いがわかりやすいですね。

ディオスコレア・ヒスピダ[ミツバドコロ]

ディオスコレア・ヒスピダ Dioscorea hispida はインドの三葉山芋として 知られていて、南アジア・東南アジアに自生する山芋の一種です。大型になる種類のようで、蔓には棘があるそうです。

2021年に種子を購入し、未発芽の種子が残っていたため 記録しておきます。

大きな種子です。発芽までは、1ヶ月以上かかりました。ディオスコレアの実生は 「とにかくじっと待つ」が大切かもしれないですね。

ちなみにこんな葉っぱです。

ヒスピダについては また別の機会に詳しく紹介したいと思います。

まとめ

「種比べ」という地味な内容でした。最後までお読みくださり ありがといございます。冒頭でもあるように、新しい種子を購入したら その都度 更新していく予定です。

また、種子については私自身も 勉強不足な部分があるので これを機に 少し学んでみようかと思います。

こんな種子の本もあるんですね。カラフルなところが 眺めているだけでも楽しそう。図鑑好きなので気になります。

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この記事を書いた人

東北に住む 植物の種まきに取り憑かれた人。特に好きなのは亀甲竜。冬はマイナス10度は当たり前な環境で 地球の裏側、南アフリカ原産の塊根植物を育てて居ます。ビカクシダは 栽培歴6年ほど。緩い胞子培養しています。

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