こんにちは。「今日も蒔くぞ」chizuruです。
今回は発芽しなかった亀甲竜の種子のお話です。結論から言いますと、「捨てないで!」ということです。
なぜ「捨てないで」というのか、私の体験をもとに説明していきたいと思います。
このお話は
- 亀甲竜の実生をよくしている方
- 亀甲竜の実生が失敗続きだという方
- これから実生する方
に、ぜひ知っていてほしい内容になっています。
まずは 亀甲竜の実生方法からおさらいしていきます
亀甲竜の実生方法〜おさらい
このブログを読んでくださっている方は、またかよ。と思うほど 登場する実生のおさらいです。知ってるよ、という方は飛ばして 次の項目へ行ってくださいね。
読むのが初めての方へ向けまして ざっくりおさらいです。
亀甲竜の実生方法
それぞれに細かなポイントはありますが、大まかな工程は上記のような流れです。
実生〜1ヶ月経過
アフリカ亀甲竜は、播種〜発芽までの期間が長いと言われています。
私が経験した最速の発芽は3日でした。大体4週間もすると 数多くの新芽が確認できると思います。
そうは言っても なかなか発芽しないんだけど。と、不安になってしまう方がいるかもしれません。種子にカビが生えたり、少し触って潰れてしまう[溶ける]状態でなければ、そのまま腰水で管理を続けて見てください。
途中で 用土や種子にカビが生えてしまったら、ベンレート希釈液で殺菌してください。一度カビが生えても発芽する場合があるからです。予防のために 腰水に希釈液を混ぜるのも有効です。
そして、この時期に やっと今回のお話の主役が現れてきます。
そうです、1ヶ月経過しても発芽しなかった未発芽種子です。
どうして 未発芽種子が主役なの?
タイトルで「捨てないで」と言っているように、今回は未発芽種子について お話をしたかったからです。
これは、私が4年前から実生を繰り返してきてわかってきた事なのですが
未発芽の種子は 忘れた頃に芽が出ます
なんで「忘れた頃に芽が出る」なんて言うの?
用土の中から 真っ白いもやしのような亀甲竜を 見つけた事があるからです。鉢上げ後の残土を処分しようとしていた時のことです。
その用土は、使い回していた種まき用土で、未発芽の亀甲竜の種が混ざっていました。
このことから、未発芽の種子でも 後から芽を出すのではないかと、種を鉢の隅に置くようになりました。
結果はどうだったの?
見事、確信になりました。
忘れた頃に発芽するので どれくらい経過しているのか不明ですが、蒔いた覚えのない所から芽が出ています。
取り置いた全ての種子ではないものの、後からでも発芽することがわかりました。
結局、未発芽の種子はどうしたらいいの?
捨てずに 取っておいてください
成長した苗を鉢上げ後、未発芽の種子が混ざった用土を そのまま鉢に戻し、通常の亀甲竜と同じように水やり管理をしてもいいです。
種子だけ ピンセットなどで取り除いて、鉢の隅に置いておくだけでもいいです。
最初に書いた実生方法のような管理でなくて 大丈夫です。
私の場合、未発芽の種子は 成長した亀甲竜と同じ管理下で芽を出しています。播種の際は、後から種を取り除きたいので 覆土していません。
まとめ
今回は
「亀甲竜の種子は、忘れた頃に芽を出します。未発芽種子は捨てずに、鉢の隅に置いてください」
と言う内容でした。
亀甲竜の実生は、とても簡単です。そのためyoutubu、SNSでよく紹介されていますが、未発芽の種子の事は見かけません。捨てている人もいるのでは?と、今回はこのような記事を書きました。
私の経験を元にした事ですが、お読みくださった方の参考になれば幸いです。
1粒でも多く発芽しますように。
この記事を読んで 実生チャレンジしてみたくなった方もいるのではないでしょうか?実生のやり方「実践編」として新しいページも作る予定ですので、是非一緒にチャレンジしましょう!
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